CoderDojo Japan × みんなのコード イベントレポート

開催日

日時 2019年2月20日

登壇者

CoderDojo Japan 理事長:宮島衣瑛さん

特定非営利活動法人みんなのコード 代表:利根川裕太さん

あいさつ

こんにちは!渋谷でエンジニアの仕事をしている高橋です。 今回は2019年2月20日に開催された、CoderDojo Japan × みんなのコードについて、紹介したいと思います。

はじめに

まずはじめに宮島さんから、CoderDojo Japanがどのような団体であるか、みんなのコードさんと提携したの目的についてお話ししていただきました。

その中で、各地のCoderDojoでも学校とコラボレーションをしたプロジェクトが進んでいるが、【CoderDojoができること】と【学校の求めていること】の乖離があると、連携してもあまり意味がないことを言及していました。

そこで、教育委員会や学校への問い合わせ方法などを専門家であるみんなのコードさん相談できる場を作り、各地域の学校とCoderDojoが連携するときに協力していきたいという思いで、CoderDojo Japanとみんなのコードが提携することをしたそうです。

この提携をきっかけに、各地域がプログラミング教育で不安になっていることを解決&共有していくコミュニティーが増えていくと嬉しいですね。

Studyplus株式会社

Studyplus 澤田さんより、生徒同士や生徒と先生が学習に関して褒めあったり、何に悩んでいるかを気づくことができる、【Studyplus】と【Studyplus for School】について説明がありました。 ICTを通して、学ぶことが楽しいことを伝ていくプロジェクトはとてもいいですね。

みんなのコード

みんなのコード利根川さんからなぜ今回CoderDojo Japanと提携したのかについてお話ししていただきました。 みんなのコードのミッションである【全ての子供がプログラミングを楽しむ国にする】を現実にするために、各地域の学校の先生とテクノロジーと関わりがある人と共に進めて、日本の小学生640万人にプログラミングは楽しいことを伝えいて行きたいために、今回提携を結んだそうです。

そもそも小学校って何を学ぶところ?

【世の中がどうやって動いているのを学ぶ】であることを教えていただきました。

  • 食べ物ってどうやってできるの? -> お米作りを体験して学ぶ
  • 電気ってどうやって使われているの? -> 電気回路を使って、電気がどうやって流れているかを学ぶ
  • コンピューターってどうやって動いているの? -> 今模索中...

また、プログラミングを教える中で、【プログラミングのスキル】よりも【プログラミングは楽しい】を伝えることを大事にしていきたいことを語っていました。

学校×CoderDojoができること

宮島さんがいろんな活動をやってきた中で、学校×CoderDojoで何ができるかをプログラミング教育の6分類を使って教えていただきました。

A/B分類

学習指導要領に例示されている教科等で取り組むプログラミング教育であり、目標を達成するための教育方法を考えないといけなく、宮島さん個人としては、CoderDojoと連携してやっていくことが難しいとおっしゃっていました。 具体例 - 算数 正多角形 - 理科 電気の利用 - 総合的な学習の時間 情報に関する探究的な学習

C分類

プログラミングの楽しさやおもしろさ、達成感などを味わえる題材などでを体験する取り組みをすることDoderDojo Kashiwaでの取り組みを教えていただきました。

活動内容についてはこちら

D分類

クラブ活動でプログラミング活動で、プログラミングができる教員が指導をして目標を達成する取り組みで、実際にコンピューター部をつくて、朝練でプログラミングの勉強や作品作り取り組んでいることを紹介してもらいました。

E分類

学校を会場とするが教育課程外の取り組みで、プライベートDojoやPTAが主催している活動を紹介してもらいました。

F分類

学校外でのプログラミングの学習機会で、これがCoderDojo活動であることを伝えていただきました。

宮島さんが考える 学校×CoderDojo最適解

学校はプログラミングの入門で、子供達の興味関心があった人に、CoderDojoを紹介してもらい、CoderDojoでプログラミングを深めることをしていく活動をしてく方法について教えていただきました。

また、学校だけで全てが完結するには限界があり、学校と地域・家庭との連携をして、子供にやらせたいことを地域の方にアウトソーシングをして、新しい学びのコミュニティーを作っていくことがこれから必要になってくることについて、宮島さんの考えも教えてもらいました。 学校の先生にも是非CoderDojoに参加して、子供達がプログラミングを楽しんでいることを経験して頂きたいです。

質疑応答

Twitterでの質問募集したものや会場での質問に対して、宮島さん、利根川さんに加え、教員経験30年である、みんなのコード 竹谷正明さん に回答していただきました! 質問の内容や回答は、Twitterハッシュタグ #みんなのCoderDojoや動画をチェックしてみてください!!

まとめ

動画配信とTwitterと連携して、プログラミング教育の疑問点や考えを共有&解決をしていくイベントでした。 会場にいくことができなかった人の質問に対しても聞くことができてとても良かったです。

今回のイベントで使った資料とイベント動画が共有されているので是非みてください!